3/16(日) 曇り時々晴れ 只今の外気温 約7℃
当庵温泉配管付近にて芽が出たばかりのつぼみを撮影。広く知られておりますこちらの山菜…
はい、そうです!ふきのとうですね。キク科フキ属の多年草。
中央の花の形状で雌雄を区別できるそうなのですが…当庵敷地内で最初に芽吹いたこちらは雄株だと思われます。…おそらくきっと。
ふきのとうは日本原産で、主に野山にて雪の下から顔を出すことから春の訪れを告げる山菜、俳句の早春・初春を表す季語として有名です。締まりがあり、つぼみがまだ硬く閉じていて、周りの葉で花芽が見え始める位までのものが美味しいそうです。食いしん坊の私といたしましては、ついつい大きなものに手を伸ばしてしまいますが…大きなものほど苦味とアクが強いそうです…が、きっとそれはそれで美味しいかもしれません。
ふきのとうを調べてみますと「春の皿には苦味を盛れ。冬の間にたまった脂肪を流し、味覚を刺激して気分を引き締めて一年の活動をスタートさせる」という魅力的な一文が目に飛び込んできました。古くから去痰・健胃・浄血作用がある漢方薬として用いられ、栄養成分では食物繊維も比較的豊富に含まれているのでお通じ改善の一助になるそうです。特有の苦味で倦厭されがちですが女性の心強い味方だったのですね。
ふきみそや油炒め等色々な調理法があります。当庵でも只今の時期、入荷状態に左右されますが日によっては別注文、山菜の天ぷらでご賞味いただけます。
世は長い冬が開け、春の到来も間近。…私もふきのとうを食べて、ためにためた毒素を排出し、離れて久しい暖かな春を迎えられるよう気を引き締めて様々な活動に励もうと思います…
関根