2016.6.4
ひだ路 四季折々

葉の方が馴染み深いもの。

6月 4日(土) 15時現在気温 18℃  曇り

 

暗雲もちらほらと浮かび、今にも雨が降り出しそうな本日。

少し福地温泉内を歩いてみたところ、奥飛騨や木曽路に関連づいた有名なものに今更ながら気づきました。

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朝市の脇に堂々と。

 

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福地山登山道入り口にも緑に紛れてこっそりと。

 

 

 

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よくよく目を凝らす必要もなく。 

広い視野のまま視線を上向ければ・・・

 

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お気づきいただけましたでしょうか?朴の木に花が咲いております!

上から3枚目までの写真をパッと見ただけで発見された方は「山をよく知っている」と名乗っても問題ないかもしれません。

 

大きくて丈夫なうえに殺菌作用もある朴葉。全国の山に生息し緑の葉は朴葉寿司や朴葉餅、落ち葉は飛騨の郷土料理の代表、朴葉味噌などにも活用される人気者。

大きな樹には大きな花が咲くようで、人の両手のひらよりも大きく咲く朴の花。

大きな花は目立つはずなのですが・・・わたくし、数年奥飛騨で生活しておりますが、一度も気づくことなく、ましてや触れたこともございません。毎朝のように当庵の朝食で朴葉味噌を配膳しておりますのに。

 

言い訳を許されるのであれば、樹高が30Mもあるので、葉も花も見上げなければ視界に入らず・・・雨の多い梅雨時の6月。私は雨に打たれるまま上を向くことなく6月を過ごしていたのかもしれません。なんて・・・本当になぜ気づかなかったのか自分でも不思議です。

 

この時期に開花する事も、花の形も。葉に馴染みすぎて‘花が咲く‘という普遍の事実すら頭から抜け落ちていました。

 

手に届かなそうな高さにある朴の花ですが、一度くらい。落ちてきたもの(落下するのなら)に触れてみたいと思います。

 

飛騨の郷土土産・郷土料理の代表朴の木。葉だけではなく、今なら花もご鑑賞いただけます。よろしければの~んびりお話しながら時たま、上を向いてご散策くださいませ。

 

 

 

 

関根